
2025.12.01更新
まだ使えるはNG!歯ブラシのベストな交換タイミング

こんにちは。小林歯科です。
早いもので、
今年も残りわずかとなりました。
気持ちよく新年を迎えるために、
歯ブラシなどの日用品を新調する方も
いるかと思います。
毛先が多少開いてもまだ使える、
と考えてしまい、
あまり交換しない人も
いるかもしれません。
しかし、これは大きな間違いです!
歯ブラシの交換、いつがいいの?
毎日のセルフケアに欠かせない
歯ブラシですが、
その交換時期については
あまり意識していないという方も
多いのではないでしょうか。
一般的に推奨されている交換の目安は
「1ヶ月に1回」です。
日本の歯ブラシは、
やわらかめのナイロン毛が主流なため、
毎日しっかり歯を磨く人ほど、
早く毛先が傷みやすい傾向があります。
また、歯ブラシを保管する洗面所は
湿気が多く、
細菌が繁殖しやすい環境です。

こうした点をふまえると、
磨きやすさと
清潔さを保つためには、
1ヶ月ごとの交換がおすすめです。
「期間」より重視したい「見た目・感触・清潔さ」
1日に磨く回数や力の入れ具合、
保管方法などによっても、
歯ブラシの傷み方は
変わってきます。
したがって、
期間だけにとらわれず、
ブラシの状態を
自分の目と手で確かめることが大切。
特に毛が開いた歯ブラシは、
新品に比べてプラーク(歯垢)の除去力が
4割程度落ちると
いわれています。

少しでも「くたびれてきたな」と感じたら、
1ヶ月を待たずに交換しましょう。
歯ブラシ交換のサイン
・見た目:ヘッドの裏側からみると、毛先がはみ出している
・感触:毛先に以前のようなコシがなく、しなやかさが失われている
・清潔さ:毛の根元に汚れが溜まっている、または変色している
自分にあった歯ブラシ選び・磨き方が重要
歯ブラシの交換サインには、
実はその人の「磨き方」が
あらわれます。
すぐに毛先が開いてしまう人は、
無意識に力を入れすぎている
かもしれません。
強すぎるブラッシングは
歯の表面をすり減らしたり、
歯ぐきを傷つけたりする原因になるため
注意が必要です。

また、歯ブラシは
毛の硬さやヘッドの大きさ、
持ち方ひとつで、
歯への負担や磨き心地が
大きく変わります。
毎日のケアを快適に続けるためには、
自分にあった歯ブラシと
磨き方を知ることが大切です。
「どんな歯ブラシを選べばいいかわからない」
「自分の磨き方は本当にあっているのか」など、
歯ブラシに関する
お悩みや疑問があれば、
いつでもお気軽にご相談ください。
小林歯科
〒144-0046
東京都大田区東六郷1-3-11
TEL:03-3731-4582
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Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/S1CHp6UXP9PpJkA3A
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2025.11.18更新
リラックスできる医院を目指して
こんにちは。小林歯科です。
11月23日の勤労感謝の日は、年内最後の祝日ですね。
気づけば今年も残りわずかとなりました。
お口のトラブルや違和感がある方は、
ぜひ今年のうちに一度ご相談ください。
● 院内での“安心感”づくり
当院では、診療前後の待ち時間も
リラックスしてお過ごしいただけるよう、
空間づくりを大切にしています。
明るい色合いのインテリアに加え、
院長の愛猫 “あんちゃん”の写真を飾り、
ほっと和む雰囲気を演出しています。

来院されたお子さまやご家族にも好評で、
「かわいい!」と写真の前で微笑んでくださることも多く、
医院の空気がやわらぐきっかけにもなっています。
● お子さまが楽しめる絵本コーナー
待ち時間を少しでも心地よく過ごしていただけるよう、
絵本や児童書を豊富にそろえています。


ゆったりしたソファは読み聞かせにもぴったりで、
親子でほっとできるひとときを過ごしていただけます。
● “身近に感じられる歯科医院”として
当院で過ごす時間が、
治療だけでなく、ふっと気持ちが落ち着く
安心のひとときとなることを目指しています。

これからも患者さま目線を大切にし、
“身近に感じられる歯科医院”として
アップデートを続けてまいります。
年内最後の歯科検診のご予約も承っておりますので、
どうぞお気軽にお越しください。
小林歯科
〒144-0046
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2025.11.05更新
スポーツ中の歯を守る!マウスガードのすすめ

こんにちは。小林歯科です。
11月になり、
肌寒く感じる日が増えてきましたね。
スポーツをするには
ぴったりの季節です。
とはいえ、プレーに熱中したときに
心配なのが、
転倒や衝突によるアクシデント。
その際、口元を強くぶつけて
歯が折れたり、
唇や舌を切ったりすることも
少なくありません。
今回は、
そんな思いがけないケガから
お口を守ってくれる
「マウスガード」について、
詳しくご紹介します。
コンタクトスポーツの必需品!「マウスガード」とは
マウスガード(スポーツマウスピース)は、
主に上の歯に装着する
プロテクターです。

やわらかい樹脂でできており、
衝突や転倒などの際に
外部からの衝撃を吸収し、
歯やあごへのダメージを防ぎます。
特に、接触の多いコンタクトスポーツでは、
安全のために
マウスガードの着用が
義務付けられている競技もあります。
着用が義務化されている主な競技(一例)
・ボクシング
・キックボクシング
・アメリカンフットボール
・ホッケー
・テコンドー
・総合格闘技
マウスガードの効果でパフォーマンスもUP!
マウスガードには
次の4つの効果があります。
(1)自身のケガを防ぐ
衝突などによる歯の損傷(破折・脱臼)や、
口内のケガを防ぎます。
(2)周りの選手へのケガを減らす
自分の歯が、接触した他の選手を
傷つけてしまうリスクを
減らす効果もあります。
(3)歯の「すり減り」を防ぐ
プレー中の強い食いしばりによる、
歯のすり減りや損傷を防ぎます。
(4)あごの関節への衝撃を和らげる
衝撃が直接、あごの関節に伝わるのを
防ぎます。

これらの効果は
プレーの集中力を高め、
パフォーマンスの向上に
つながります。
市販品と何が違う?カスタムメイドがおすすめな理由
マウスガードには
手軽に購入できる「市販品」と、
歯科医院で製作する「カスタムメイド」の
2つのタイプがあります。
より安全に、快適に
プレーに集中するうえでは、
自分の歯型にぴったり合った
「カスタムメイド」がおすすめです。
お口にしっかりフィットするので、
市販品のように
ズレたり外れたりする心配がなく、
プレーに集中できます。
また、かみ合わせを考慮して
製作するため
あごの位置が安定し、
より高いケガ予防効果が
期待できます。
色やデザインを選べるだけでなく、
競技の特性に合わせて
厚みを調整するなど、
自由にカスタマイズできるのも
魅力のひとつです。
安心してスポーツを楽しむために
スポーツによる歯のケガは
治療の時間や費用など、
選手生活にも
大きく影響します。
失った歯は
二度と元に戻らないからこそ、
予防が肝心です。

安全にスポーツを楽しみたい方、
パフォーマンスを
さらに向上させたい方は、
ぜひご検討ください。
小林歯科
〒144-0046
東京都大田区東六郷1-3-11
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2025.10.03更新
お酒で歯を失う?飲酒習慣の落とし穴

こんにちは。小林歯科です。
10月1日は「日本酒の日」とされています。
これは新米が収穫され、
酒蔵が日本酒の仕込みを始めるのが
10月であることに由来するそうです。
お酒が好きな方も多いと思いますが、
実は、日常的な飲酒には
お口の病気を引き起こす
危険性もあります。
お酒好きに忍び寄る意外なリスク
「毎日の晩酌が楽しみ」
このような方は
特に注意が必要です。
飲酒の習慣は
お口の病気を引き起こすだけでなく、
最悪の場合、
歯を失ってしまうリスクもあります。
ある調査によると、
飲酒量の多い人は少ない人と比べて
歯が20本以下になるリスクが
女性で約1.6倍、
男性で約1.2倍。

さらに女性では、
すべての歯を失うリスクが
約3.2倍
にも達すると報告されています。
飲酒習慣に潜む3つの落とし穴
歯を失う主な原因は「むし歯」と「歯周病」で、
これらの病気は
食生活や喫煙などの生活習慣と
深く関わっています。
飲酒もそのひとつで、
次の3つの落とし穴が
むし歯や歯周病のリスクを高めます。
【落とし穴 1】だ液が減って菌が増殖
アルコールには利尿作用があり、
体の水分が減ることで
だ液の分泌も少なくなります。
だ液には細菌を洗い流す効果があり、
お口の中を清潔に保つ役割があります。
そのため、だ液が減少すると、
お口の中で
細菌が急激に増えていきます。
【落とし穴2】飲んだ後の「歯みがき忘れ」
飲酒したあとは
就寝前の歯みがきも
つい面倒になったり、
忘れたりしがちです。
しかし、ただでさえ
だ液が減少している中で
汚れを残したまま眠ってしまうと、
細菌の増殖がさらに加速し、
むし歯・歯周病のリスクを高めます。
【落とし穴3】お酒の「酸」で歯が弱くなる
お酒のなかには、
白ワインや酎ハイ、サワーなど、
酸が強めのものも少なくありません。

こうしたお酒に含まれる酸が
歯の表面を少しずつ溶かしていき、
弱くなったところから
むし歯が進行しやすくなります。
お酒を楽しむために定期的な受診を
「お酒をやめたほうがいいのか」と
不安になった方も
いらっしゃるかもしれません。
しかし、大切なのは
リスクを知ってお酒と上手に付き合うこと。
禁酒する必要はなく、
「適量を守る」「飲んだら磨く」を
徹底するだけでも、
歯の負担は大きく減らせます。

さらに、プロによるクリーニングやチェックを
定期的に受けながら、
小さな変化にも
早めに対処していくことが肝心です。
日々のお酒を健康的に楽しむために、
ぜひ歯科医院でのチェックを
習慣にしましょう。
小林歯科
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2025.09.03更新
歯ブラシだけでは不十分!デンタルフロスの重要性と使い方
こんにちは。小林歯科です。
毎年9月9日は「救急の日」。
救急の日を含む1週間は
応急手当や心肺蘇生法等について
学ぶためのイベントが
全国各地で開催されます。
「普段から正しい知識を持っておく」
ことが大切ですが、
お口に関しても同じ。
例えば
「毎日歯みがきしているから
むし歯にはならないだろう」と
思っていませんか?
実はこれ、
大きな間違いなんです。
「歯ブラシだけ」実は6割しか落とせない
毎日しっかり磨いているのに、
むし歯や歯周病になってしまう…
その原因は
「歯と歯の間」に潜んでいます。
ここは歯ブラシの毛先が届かず、
磨き残しが溜まりやすいうえ、
目に見えない危険ゾーンなのです。
そこで欠かせないのが
「デンタルフロス」です。
歯ブラシだけだと
歯間のプラーク(歯垢)除去率は6割程度に
とどまりますが、
フロスも使えば9割近くまでアップします。

アメリカではかつて、
「Floss or die(フロスか死か)」という
衝撃的なスローガンで、
歯周病予防の重要性が
強く訴えられました。
歯間ケアはお口だけでなく、
全身の健康リスクにも関わることが
明らかになりつつあり、
こうした認識は
今や世界中に広がっています。
ホルダー?糸巻き?自分にあったフロスの選び方
デンタルフロスには
「ホルダータイプ」と
「糸巻きタイプ」の
2種類があります。
それぞれの特徴を知り、
自分にあったタイプを
選びましょう。

・ホルダータイプ:初心者向け
ホルダータイプには
F字型とY字型があり、
どちらも持ち手がついているので
手軽に使えます。
F字型は下の前歯、
Y字型は奥歯や上の前歯に
適しています。
フロスが初めての方や
小さなお子さん、
高齢の方が使いやすいタイプです。
・糸巻きタイプ:上級者向け
フロスを指に巻きつけて使うタイプで、
歯に沿わせやすく、
奥歯やブリッジの下まで届く
のが特徴です。
コストパフォーマンスも優れています。
ただし、ある程度の器用さが求められるため、
フロスに慣れている方や
手先が器用な方に適しています。
フロスの正しい使い方と注意点
フロスは勢いよく押し込まず、
ノコギリのように動かして
ゆっくり歯間にいれましょう。
歯の側面に沿わせながら、
上下に2~3回動かして
汚れをかき出します。
1日1回、就寝前の使用が効果的です。
フロスが引っかかる・ほつれるといった場合は、
むし歯や歯石が原因の可能性があるため、
早めに歯科医院に相談しましょう。
フロスを正しく使っているつもりでも、
実は汚れをとり切れていないことも
少なくありません。
お口の状態や歯並びによって
最適な使い方は異なるため、
まずは歯科医院で
プロから直接アドバイスを
受けてみましょう。

毎日の歯みがきとあわせて
ご自身にあった方法で
フロスを使用することで、
セルフケアの効果が高まります。
ぜひお気軽にご相談ください。
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2025.08.01更新
歯ぐきケアで血糖値が安定?歯周病と糖尿病の意外な関係

こんにちは。小林歯科です。
一年で最も、冷たいものが恋しくなる
季節になりました。
アイスのような甘いものを
食べすぎると心配なのが
お口の病気。
真っ先に「むし歯」をイメージする方も
多いかと思いますが、
「歯周病」も恐ろしい病気です。
「実はこの「歯周病」と
「生活習慣病のひとつである「糖尿病」に
「深い関係性があることを
ご存じでしょうか。
実はつながっている!歯周病と糖尿病
歯周病は悪化すると
最悪の場合、
歯を支える骨が溶けて
歯が抜けてしまうこともある
恐ろしい病気です。
なんと、40歳以上の約8割の方が
歯周病にかかっている、
といわれています。
そして最新の研究では
糖尿病が歯周病の発症率に
影響を与えることがわかっています。
糖尿病の方は健康な人に比べて、
歯周病の発症率が2.6倍高いという報告もあり、
歯周病は糖尿病の”第6番目の合併症”として
位置づけられています。

さらに反対に、
歯周病が重症化すると
血糖値のコントロールに
悪影響を与える
ことも、
近年の研究で明らかになっています。
つまり、歯周病と糖尿病は
一方通行の関係ではなく、
お互いに影響しあう
深いつながりがあるのです。
歯ぐきの炎症で血糖値が上がる?
ではなぜ、歯ぐきの病気が
血糖値にまで
関係してくるのでしょうか。
歯周病が悪化すると、
歯ぐきの奥の「歯周ポケット」から
炎症に関連した物質が血管に流れ込み、
全身を巡ります。
厄介なことに、
この炎症物質には
血糖値を下げる「インスリン」の働きを妨げる
作用があるのです。

中等度以上の歯周病があると、
歯周ポケット全体の面積は
”手のひらほど“になると
いわれています。
これほどの範囲で炎症が起きてしまえば、
全身への影響も小さくありません。
歯ぐきケアで血糖値のコントロールが変わる!
こうした仕組みがわかってきたことで、
「歯ぐきの炎症を抑えると、
血糖値のコントロールが改善する」ということも、
徐々に明らかになってきました。
実際に、糖尿病の方に
歯石とりやブラッシング指導を行ったところ、
血糖値の指標であるHbA1cが下がった
という結果が報告されています。
つまり、歯ぐきの炎症をとり除くと
インスリンの働きが良くなり、
結果的に血糖値の安定につながるわけです。
健康診断や内科の診断で
「血糖値が高め」と指摘され、
食事や運動に気をつけるようになった方も
いるかと思います。

そうした中で
「歯ぐきを健康にすること」も
実は忘れてはならない
重要な対策のひとつになります。
歯周病は自覚症状がなく、
気づかないうちに進行してしまうことも
少なくありません。
血糖値が気になる方は、
ぜひ歯科医院でのチェックとケアを
受けましょう。
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